▼ どのようにケアするのか
【アセスメント】
入居する場合、通常様々なポイントをアセスメントします。
このアセスメントとは介護技術においては「課題分析」という意味において行われ、
次のポイント等を基に情報収集します。
1.年齢・性別・病歴・要介護度などの基本情報。
2.「その人らしさ」という概念を構築する様々な情報。
3.何がその人を安心させ、心地よく感じさせるのか。
4.心身の状況確認と安全確保、身体機能維持の把握
5.利用者の家族・親戚・近所・趣味や仕事での人間関係
入居前の過去の情報と、入居後の生活において新たに発生する情報を基に、
認知症状や身体症状において本人が困っていることを主観的及び
客観的QOLを考慮しながら課題を特定します。
そしてその解決のために、私たちは要因分析を行い、本人のニーズと
デマンドを明らかにする事により良質なケアプランへ結びつけていくように努めております。
【ケアプラン】
良質なアセスメントにより浮き上がってきた課題に対して、

それを解決するためにケアプランを作成致します。
本人のQOLを向上させるための具体的な取り組みが立てられ、
実行されるのです。グループホームには全てのユニットに
計画作成担当者が配置されていて、
その担当者は利用者本人との関わりを十分に取り、ケアスタッフ、
管理者と共に検討され錬られたプランを作成致します。
その際十分な話し合いとインフォームドコンセントを家族に対して行い、
説明と了承を書面で行います。
これは利用者と家族へのお約束となりますので、
そのケアプランは常に全職員が確認できる様にして
私たちの日々のケアの中に活かされています。
【ケアの実践】
ケアの実践には様々な要素が関わってきます。1ユニット9名までの定員ですので、

その9名の方々はそれぞれ状況が全く違っているでしょう。
小規模ではありますがグループホームが変化に富んでいるのは、
人数よりも中身の濃さが顕著に見られるからでしょう。
ケアの実践にはスタッフの質が問われてきます。
声がけなどのコミュニケーション、褥瘡を作らない技術、
シーツの小さなしわをも伸ばす等の細やかな気配り、
ボディーランゲージでしか想いを表す事のできないお年寄りへの観察力…。
私たちは、何よりもその人を想う暖かい心を大切にしています。
生活を支えるケアは、利用者がその有する能力に応じて自立した、
日常生活を営む事ができるように、手を取りあって歩んでいます。
【評価】
私どもは、ケアの内容を評価するカンファレンス等の話し合いの場を設けています。
これは全員参加の全員発言可能な場であり、雰囲気で進行されます。
経営トップや一部の職員のみの通達、指示、教育だけで終わってはならないと考えています。
ケアカンファレンスでの評価とは行ったことの率直な評価であるため、
批判は許さないなどの雰囲気はあってはならないと思うからです。
利用者その人の変化に即応したケアの方針変化は常にあるため、
中心はあくまでも利用者なのです。
カンファレンスでは前回から今回までの期間中においてケアの状況をふまえて
現状報告と改善・反省点などをまとめて進められます。
短時間で内容の濃い話し合いを念頭におき、
司会者は要点を集約しつつ、タイムキーパーとしても発言やまとめを行います。
またここで話されて十分検討され出された結論ではあっても
状況の変化に対しては柔軟に対応していきます。
職員は互いにコミニュケーションを深め、信頼を高め、
ケアーに欠かすことができない、チームワークを形成しています。
基本的な方針は継続していくことを確認していくことも全職員が理解していきます。
ケアの評価は各職員のアセスメント力が問われてきますので、

注意を払いつつ日々のケアに向かう姿勢が求められていきます。
ちょっとした仕草や変化で利用者さんの危険度を把握する必要があります。
そしてそれを全職員が共有することと、様々な意見をまとめ上げ、
優先順位をつけることをユニット内で一致して進められます。
このような多くのコミニュケーションの中で、
利用者に最適なケアを求めて、評価が行なわれているのです。