▼ 認知症ケア
当時はグループホームについて研修する機会は今ほど多くはなく、
数少ないチャンスを見つけては参加し、ケアの確認をしていきました。
また書籍もほとんど店頭には並んでおらず、幾つか物語的なものがありましたが、
実務的に満足行くものはあまりありませんでした。
しかし当時北海道は認知症ケアにおいては全国で最も進んだ地域の一つとして知られており、
その先駆者の方々が創設された北海道認知症高齢者グループホーム協議会に加盟(2000年6月)し、
多くのものを学べたことは大変幸いでした。
認知症の方々を徐々に受け入れ始めて、実際のケアが始まると中核症状、
周辺症状と正面からがっぷり四つに組む事となりました。延々と繰り返される同じ質問や要求、
鏡症状、穏やかな中にも突発的に起る強い感情の表現等々。時には教科書通りであり、
時には対応にとまどうことがあり、私達ケアスタッフを育てていったのは実に入居者の方々でした。